鳥取の弥生人「青谷上寺朗」 大阪でそっくりさんたちと「再会」へ

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井石栄司
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 鳥取市の国史跡・青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した頭の骨から顔が復元された弥生人「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」。この像が、大阪府和泉市府立弥生文化博物館で展示されている。展示最終日の7月3日には、上寺朗の「そっくりさんコンテスト」のグランプリに輝いた大阪府柏原市の男性らが来館し、上寺朗と「再会」する。

 鳥取県によると、今回は顔の像のほか、出土した土器、銅製のやじりなど主要出土品のレプリカなど計28点とパネルを展示。会場に置いてある上寺朗のお面や名刺、バッジは自由に持ち帰れる。お面をつけて上寺朗と記念撮影していた大阪府河内長野市から来た女性(59)は「隣の兄ちゃんみたい。とっつきやすい。そっくりさんがいてくれたら、なおよかった」と話していた。

 青谷上寺地遺跡をPRするため、鳥取県が博物館側に企画を持ちかけた。愛媛県西予市にある県立歴史博物館などにも巡回する予定。

こだわりの復元で話題に

 上寺朗の顔は、人骨のDNA分析をしてきた国立科学博物館(東京)の監修を受けながら、2000年に出土した人骨を元に鳥取県が復元した。リアルさにこだわり、DNA分析でわかった太い髪の毛などは人毛を植毛したという。

 鳥取県が昨年10月に復元した顔を公表すると、SNSなどで「知っている人に似ている」などと反響を呼んだ。

 これに目を付けたのが、「スタバ(スターバックスコーヒー)はないが、砂場(鳥取砂丘)はある」とのフレーズで「だじゃれ知事」とも呼ばれた、鳥取県の平井伸治知事だった。

 2019年に文化財保護法が改正されたのに合わせ、教育委員会から知事部局に文化財保護の担当課を移管。その後、「とっとり弥生の王国推進課」を新設するなど、青谷上寺地遺跡をPRするタイミングをねらっていた。

当初は「抵抗された」というそっくりさん企画。思わぬ大きな反響もあり、大阪府立弥生文化博物館には平井伸治・鳥取県知事も訪れて、得意のだじゃれで鳥取のPRをしました。

■応募が殺到したそっくりさん…

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