「愛の支援」幹部も職員も? 感染症流行地へ物資、北朝鮮で続々宣伝

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ソウル=稲田清英、瀋陽=金順姫
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 北朝鮮で感染症の流行地に、医薬品や食料が続々と送り込まれているという。1週間ほど前に金正恩(キムジョンウン)総書記が真っ先に自宅の常備薬を送った後、朝鮮労働党幹部らが支援を競うような状況だ。

 朝鮮中央通信が黄海南道海州市での「急性腸内性感染症」の発生を伝えたのは16日だった。翌17日には、金総書記から送られた薬を受け取った海州の住民が「愛の不死薬」に涙を流したと伝えられた。

 それからは、倣うような動きが党や国の幹部、家族や党員・職員らへと広がっているようだ。

 同通信は、18日に「党中央委員会幹部と家族が用意した医薬品や支援物資が輸送された」と、国レベルの指導者層の動向を報道。21日には鉄道省、財政省、情報産業省などの活動家が「支援に立ち上がり」、さらに司法、検察、安全、保衛部門の活動家も「多くの薬品、食料品、生活用品を用意した」とした。

 22日には、党の平壌市委員会や平安北道委員会の活動家らが「党の崇高な愛を咲かせる思いで、家庭で用意した食料や医薬品を送った」と伝え、24日には、委員会や省、中央機関のすべての職員らが「農村を助ける」と報じた。

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