「議会に男ばっかなら、男目線しかなか。おなごの目線は絶対に必要よ」
かつて炭鉱で栄えた街に近い熊本県北部に位置する玉名市で6月20日、この地を地盤とする元県議の浦田祐三子さん(51)は、支援者の女性(75)にこう話しかけられた。
浦田さんはいま、「女性の声を再び県政に届かせたい」と、来春の県議選(定数49)に挑むため、あいさつ回りに力を入れる。
思い起こせば、「おなご」に対する視線は冷ややかだった。
父は県議会議長などを経て参…

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