アジサイ寺に響く鐘の音と「コケコッコー」 まるであの絵の世界観

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白井伸洋
【動画】アジサイ寺で人気のニワトリ=白井伸洋撮影
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 「アジサイ寺」として知られる、京都府福知山市の観音寺。境内を彩るアジサイが人気の古刹(こさつ)だが、この寺にはもう一つ人気を集めるものがある。境内で見られるその姿は「まるで、あの絵のようだ……」と、数年前から訪れた人らの間で話題となっている。

 毎年6月。梅雨時期になると、境内に植えられた100種1万株のアジサイが色づき青や紫、白色などの色彩が寺の伽藍(がらん)を彩る。しっとりとした風景に響く鐘の音、に続いて「コケコッコー」というけたたましい鳴き声が響き渡る。

 同寺では9羽のニワトリを境内に放し飼いにしている。観賞用のニワトリで尾が長くて羽の色合いも美しく、寺の和の雰囲気ともマッチし、独特の世界観を醸し出す。アジサイの間で動き回る姿は「奇想の画家」として近年人気の江戸時代の画家、伊藤若冲が描いた「紫陽花(あじさい)双鶏図」の世界観だ。

 一眼レフで撮影を楽しんでいた兵庫県猪名川町の男性(73)も「若冲もこういう景色を見てデッサンをしていたのかな。コントラストが効いていていいですね」とシャッターを切る。

 15年ほど前、住職が知人から4羽のニワトリを譲り受けたのがはじまりだった。

 京都府北部にある同寺の冬は…

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