ウクライナ支援、「疲れ」がじわり バイデン氏「ロシアとの根比べ」

有料会員記事ウクライナ情勢

エルマウ近郊=金成隆一、高野遼
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 ロシアによるウクライナ侵攻は明確な国際法違反――。そんな共通認識から、主要7カ国(G7)をはじめとする欧米諸国は「結束」を掲げ、制裁強化などでロシアに対処してきた。しかし、侵攻が5カ月目に入り、物価高が市民生活を直撃するなか、「戦争疲れ」や「支援疲れ」を懸念する声が出始めている。

 「私たちの使命は、世界が戦争に疲れることなく、ウクライナを支援し続けてくれるようにすることです。なぜなら、私たちは(欧米諸国を含めた)人々が大切にする価値、酸素のように吸っている(あって当然になっている)価値を守るために戦っているからです」

 ウクライナのゼレンスキー大統領は5月のダボス会議で、「疲れ」への懸念をあらわにした。

 さらに「ウクライナが倒れれば、ロシアは次に進む。エストニアリトアニアラトビアといったバルト三国へ向かう。これらは小さな国々だから、3カ国が団結しても、その価値を守ることはできないだろう。北大西洋条約機構(NATO)諸国の部隊が駆けつけなければならなくなるだろう」とまで述べた。

欧米の指導者から相次ぐ懸念

 同様の懸念は6月下旬の外交ウィークを前に欧米の指導者からも相次ぐ。

 北大西洋条約機構(NATO…

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