「みんなで助かる」タイムライン 支援必要な人に特化、被災地で開発

有料会員記事

竹野内崇宏
[PR]

 今年も豪雨の時期がやってくる。お年寄りや子ども、病気の人などの災害弱者を守ることに特化した防災行動計画「タイムライン(TL)」の活用が、豪雨被災地で進んでいる。被災の教訓を生かし、支援が必要な人をどう守るか、事前に詰めておくことで、犠牲を防ぐ狙いだ。

 「母が家に1人の時間も長い。TLを通じて、近所や福祉施設の人が気にかけてくれることは安心です」

 岡山県倉敷市真備(まび)町で、腰の悪い母澄子さん(85)と2人で暮らす会社員片岡茂さん(61)はそう話す。

 真備町地区は2018年7月の西日本豪雨で市街地が広く浸水。茂さん親子も逃げ遅れ、自宅2階からボートで救助された。犠牲者とみられる高齢者が運ばれていくのも目にしたという。

 要支援2の澄子さんの安全な避難のため、5月に作成したのが「要配慮者マイ・タイムライン」だ。

 マイTLは水害発生予測時間から逆算し、いつどこに避難するか個人や家族で時系列で決めておく手法。15年の関東・東北豪雨被災地で発案され、国土交通省が作成を推進してきた。

 地区ではこれを独自に改良し、高齢者や障害者ら避難に支援が必要な人たちに特化したTL作りを20年から進めている。

 特徴は、地域や福祉事業者も避難に関わることだ。

 澄子さんのTLでは、通所す…

この記事は有料会員記事です。残り979文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら