ウクライナ東部でロシア軍攻勢 一方で相当な損失も 消耗戦の様相に

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喜田尚
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 ウクライナに侵攻したロシア軍は、東部ルハンスク州の完全制圧に向けて攻勢を強めている。ウクライナ軍は拠点都市セベロドネツクからの撤退を決め、焦点は隣のリシチャンスクに移った。ただ、ロシア軍による拠点制圧は予想以上に時間がかかっており、侵攻を押しとどめるウクライナ軍の作戦も一定の効果を上げている模様だ。戦いは消耗戦の様相が濃くなっている。

 ルハンスク州のハイダイ知事は25日、セベロドネツクが「占領された」とSNSに投稿し、「街の9割が破壊されており、ここで生き残るのは難しい」と指摘した。そのうえで「我々はこの街に戻ってくる。セベロドネツクはウクライナだ!」とつづった。

 ルハンスク州はすでに全体の95%以上がロシア軍の支配下にある。ロシア軍はセベロドネツクとドネツ川をはさんで隣接するリシチャンスクにもすでに激しい砲撃を加えている。

 ウクライナ側はセベロドネツクからの撤退を、立て直しを図るための戦略的撤退と強調する。だが、ロシア軍のセベロドネツク制圧でウクライナ軍はドンバス地方でドネツ川東岸の拠点を失った。ロシア国防省は26日、ショイグ国防相が侵攻後初めてウクライナ国内の軍司令所を視察し、司令官らを激励したと発表。さらなる攻勢につなげたい考えだ。

中堅都市の制圧に1カ月要する

 侵攻当初、首都キーウ(キエ…

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