デジタル時代でも…鶴岡八幡宮に御朱印奉納「何百年も残るものを」

芳垣文子
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 神奈川県鎌倉市鶴岡八幡宮で21日、鎌倉彫御朱印が10体奉納された。鎌倉彫の職人が印章の装飾部分を彫刻・塗装し、印章彫刻職人が印面部分を彫って共同作業で完成させた。ヤマザクラや本柘植を材料とし、装飾部分に花や鳥があしらわれ、印面には「鶴岡八幡宮」の文字が彫り込まれている。

 鎌倉彫の御朱印を作る企画は、鎌倉市内で「鎌倉はんこ」を営む印章彫刻職人の月野允裕(みつひろ)さん(43)が約3年前に発案。社会のデジタル化が進む中「何百年先にも残る鎌倉らしいものを作りたい」と考えたという。伝統鎌倉彫事業協同組合が協力し、市内の寺社と話し合いを重ねた。鎌倉の地をオール鎌倉で盛り上げる事業として、鎌倉市も「市商工業元気アップ事業」に認定するなど後押しした。

 奉納式に参加した同組合の三月一彦理事長は「多くの人の協力で、新しい鎌倉彫の道が開けたように感じる」と笑顔を見せた。(芳垣文子)