参院選「農村の現状、議論を」限界集落が突きつける現実と農家の不安

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 青々とした水田が一面に広がる農村風景を想像していたが、少し違っていた。

 山口県美祢市秋芳町青景地区。山あいに広がる50ヘクタールほどの農地は、芽が出てまもない大豆畑と、刈り入れを終えた裸麦畑がそれぞれ20ヘクタールほど。水稲は5ヘクタールほどで、緑と茶色のコントラストが鮮やかだ。

 農地を耕すのは農事組合法人「第13営農組合」。青景地区の3集落33戸が2006年に設立した。吉村徹代表理事(75)は「うまくいけば、ムラが救えるかもしれないと思った」と当時を振り返る。地域の人口減少と高齢化が進み、「限界集落」化や集落消滅への不安を感じていた。

 設立当初は米づくりの継続を望む組合員が多く、その気持ちを尊重した。だが、高齢化が進むにつれ、重労働の稲作から離れる人が増え、国の交付金が得られる大豆や麦の栽培に比重が移っていった。

 「個人がバラバラに農業を続…

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