自分や家族、誰しもが受ける可能性のある「介護」。そもそも介護にかかわる制度はどうなっているのでしょうか。高齢化でニーズは増す一方ですが、必要なときにちゃんと利用できるのでしょうか。
Q 家族が介護が必要になったんだけれど、何か保険に入っていないと受けられないの?
A 国は、社会全体で高齢者を支える「介護保険制度」を2000年に始めた。民間の保険に入っていなくても、65歳以上の人は介護が必要と認められれば、高齢者施設に入所したり、在宅で介護を受けられたりするよ。40歳以上の人は関節リウマチなど特定の病気であれば受けられる。
Q そうなんだ。そもそも「社会全体で支える」というのはどういうこと?
A 1990年代以前の介護は家族が担うことが多かったんだ。でも核家族が増えたり、介護の期間が長くなって仕事を辞めたりする人もいたんだ。そこで家族の負担を減らし、みんなで介護が必要な人を支えるために、「介護保険料」としてお金を出し合うことになった。介護保険はこの保険料と公費(税金)の半分ずつの財源で構成されているよ。
Q 保険料はみんな払うの?
A 40歳以上が払うよ。40~64歳、65歳以上と二つの分類があって、現役世代と高齢者で払う額が違うよ。
Q なるほど。じゃあ実際に受けたい場合はどうしたらいいの?
介護サービスの負担額は?
A 受けたい場合は市区町村…
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