気候変動がなければ「ありえない」 記録的な高温、世界各地でも

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竹野内崇宏、関根慎一
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 気象庁は27日、関東甲信や東海、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。関東を中心に連日猛暑が続いており、水不足も心配される。科学者は、地球温暖化が進めば、熱波や干ばつが起こりやすくなると指摘する。

 世界の平均気温は、産業革命前と比べてすでに約1・1度上昇している。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は昨年8月に発表した報告書で、現状でも、50年に1度の熱波の起こりやすさが4・8倍に、農業や生態系に影響を与えるような干ばつが1・7倍になったとしている。さらに温暖化が進めば影響は増す。熱波は1・5度上昇で8・6倍、2度上昇で13・9倍に達し、干ばつもそれぞれ2・0倍、2・4倍になるという。

 ここ数日の猛暑や記録的に早い梅雨明けとの関連はまだ不明だ。ただ、近年世界各地で起きている熱波は、温暖化との関係が指摘されている。

カナダで49.6度 「気候変動なければほぼありえない」

 シミュレーションを駆使して…

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    露木志奈
    (環境活動家)
    2022年6月29日11時4分 投稿
    【視点】

    カナダで49.6度。すでに人間が住める気候ではなくなってきていることが、怖い。世界では、地球温暖化に伴う異常気象で住まいを追われる「気候難民」が後を絶たない。オーストラリアのシンクタンクIEPによると、2050年までに、少なくとも12億人が