男性育休9カ月希望、面談で上司が放った許せない言葉 妻は激怒した

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遠藤隆史
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 「前にも伝えた通り、来年3月まで9カ月間、育休を取ろうと思っています」

 今年5月、関東地方の企業に勤める30代の男性は上司との面談でそう切り出した。

 別の会社で働く妻の妊娠がわかったのは昨冬。出産予定は7月だった。夫婦ともに正社員。自分も子育てに主体的に関わりたい思いが強く、育児休業を取る予定を立て、上司には前回の面談でも伝えていた。

 ただ、休む間の職場の人繰りをどうするのか、自分の仕事を誰に引き継げばいいのか――。その後、上司からは何も言われず、確認のために改めて機会を設けてもらったのが、この面談だった。

 しかし、男性はいまも、この日の上司の言葉を許せずにいる。1時間近くの面談で、今も記憶から消せない言葉がいくつもあった。

 面談でのやりとりで上司が言い放った数々の心ない言葉に、男性は崩れ落ちるような衝撃を受けました。そして、面談の内容を報告された妻が抱いた怒りとは。記事の後半では、男性の育休を後押ししようと1年前に改正された育児・介護休業法の解説や、男性の育休取得率を上げるための識者の提言も紹介します。

「こんなことまで言われるのか」上司に失望

 上司は開口一番、こう言った…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年6月30日17時7分 投稿
    【視点】

    2007年から2010年にかけて「イクメン」という言葉が流行した。「イクメン」という言葉があること自体がおかしいという「ド正論」があることは重々承知のうえで、それでも世の中が変わっていく過渡期において、それを象徴する言葉が生まれるのは自然な

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    小室淑恵
    (株式会社ワーク・ライフバランス社長)
    2022年6月30日11時4分 投稿
    【視点】

    なんて酷い上司!!という話だけでは、実はない。なぜ上司はパタハラをするのか。なぜ同僚は育休を歓迎できないのか。それは、誰かが休んだら破綻するような業務量で、ギリギリの状態に追い詰められている現状が大きく関係している。  では経営陣はなぜこ