4校連合勢いづかせた「振り逃げ」 白老東たった一人の4番打者

松本英仁
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 27日、高校野球南北海道大会室蘭地区Cブロック1回戦、浦河20―7苫小牧西・白老東・富川・えりも

 4校連合は初回、大量9点を奪われていた。二回裏、先頭打席に立った白老東の鎌田朔太朗選手は、強振した。捕手が後逸したのを見るや、全力で一塁を駆け抜けた。振り逃げ(記録は三振と暴投)。チーム初の走者となった。

 この全力プレーがチームを勢いづけた。コールド負けのピンチから強打の浦河に食らいつき、九回まで戦い抜いた。

 鎌田選手は4番打者。3打席目には左前安打を放った。昨秋から白老東の選手は1人きりになった。トス打撃などは同校野球部の女性マネジャー2人の協力と工夫で練習を重ねた。連合チームについて、「普通なら巡り合えない距離の学校がチームを組み、仲間と楽しくやれた」と笑顔で振り返った。

 林宏幸監督は「チームで一番まっすぐな選手。あのプレーでチームが生き返りました」とねぎらった。(松本英仁)