世界的な食料価格高騰、ウクライナ侵攻が拍車 G7「ロシアに責任」

有料会員記事ウクライナ情勢

エルマウ近郊=野島淳、ウクライナ西部リビウ=福山亜希
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 世界各地で食料価格の高騰や供給不足などが深刻になっている。気候変動などに加え、ロシア軍の侵攻でウクライナからの穀物輸出が停滞していることが拍車をかけた。主要7カ国首脳会議(G7サミット)は27日、「世界の食料安全保障に対する脅威が高まっていることに、ロシアは多大な責任を負う」との声明を発表した。しかし、ロシアが強硬姿勢を改める兆しは見えない。

 「飢餓の危機を確実に避けるため、財政支援で合意する準備がある。私たちはこの問題に最大の関心と協力の意思を持っている」。G7サミット2日目の議論を前にした27日朝、議長国ドイツのショルツ首相は公共放送ZDFのインタビューで、こう語った。

 国連世界食糧計画(WFP)によると、紛争や干ばつ新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、深刻な食料不足に陥っている人々は82カ国で約3億4500万人に上る。この2年で2億人以上増えた。

 特に被害を受けるアフリカや…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年6月28日10時28分 投稿
    【視点】

    ロシアは表向きは食糧危機の責任を否定していますが、本音では世界的な混乱を望んでいるフシさえあります。 「アフリカや中東の何千万人もが、西側のせいで飢餓に見舞われるだろう。彼らは生き残るために、欧州に殺到する。欧州がこの危機を乗り越えられる