羽田-ソウル便きょう再開「これは大統領案件だ」前のめり韓国の内幕

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牧野愛博
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 羽田空港と韓国の金浦空港を結ぶ国際線が29日、2年3カ月ぶりに再開することになった。2018年に年間1千万人を超えた日韓の人の往来は、新型コロナ禍で20年には約3万人に落ち込んだ。

 両国間の主要路線の再開が「新型コロナ後」へと続く新しい交流の活発化につながることを期待し、経済界からは歓迎の声があがる。そして、この再開に特別な期待を込めていた人がいる。それは韓国の新しい大統領だ。

コロナ禍の前、週84往復がほぼ満席

 羽田―金浦路線は、新型コロナ禍の往来制限が敷かれる直前の20年3月までは、週に84往復が運航されていた。搭乗率は98%。1日平均で10往復以上の飛行機が飛び、ほぼ満席だった計算になる。

 韓国貿易投資振興公社(KOTRA)の金三植・日本地域本部長によると、19年には年間200万人が利用していた。両国への経済効果は、直接的なものだけで約1628億円と推定されていたという。

 29日に再開されるのは8便だけで、まだ19年当時の1割の水準だ。それでも、金本部長は「両国の関係改善の『信号弾』になって、人や物の交流が活性化するきっかけになることを期待している」という。

 6月からは韓国政府が一般向けの観光ビザの発給を始め、「解禁」を待っていた人が東京の韓国大使館領事部の前に徹夜の列をつくった。都心に近く利便性の高い路線の再開は、ビジネス客だけでなく、観光客の需要も高いとみられる。

再開時期、政治と深い関わり「外相が乗ってくる」

 この「6月29日の再開」の…

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