ウクライナでは27日にも全土でロシア軍による砲撃など激しい攻撃が相次ぎ、市民に死傷者が出た。中部ポルタワ州のショッピングモールであったミサイル攻撃の犠牲者は、少なくとも16人に拡大。ドイツに集まった主要7カ国(G7)の首脳は「忌まわしい攻撃を厳粛に非難する。ウクライナに寄り添い、この残虐な攻撃による罪のない犠牲者を悼む」とする声明を発表し、「ロシアのプーチン大統領と関係者は責任を取らされることになるだろう」とした。
ショッピングモールへの攻撃は同州クレメンチュクで発生。ウクライナ非常事態庁のSNSへの投稿によると、16人が死亡した。また、59人が負傷し、うち25人が入院した。
ドミトロ・ルニン知事のSNS上にある動画には、激しい炎に包まれ、黒煙が立ち上る施設の周りを市民らが逃げ惑う姿が映っていた。消火と救出活動は夜中まで続いている模様だ。
ゼレンスキー大統領は同日の会見動画で、空襲警報が鳴った当時、施設内には約1千人がいたが、多くが退避できたと状況を説明。「ロシアによる誤爆ではなく、計算された攻撃だ」と指摘した。市民には「警報を耳にしたら無視せず、シェルターに逃げて欲しい」と訴えた。
一方、ウクライナ東部ルハン…

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