近畿や北陸など5地方で梅雨明け 6月中は史上初、残るは東北だけ

吉沢英将
[PR]

 気象庁は28日、近畿、北陸、中国、四国、九州北部の5地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より19~25日早い。このまま確定すれば、統計が残る1951年以降、5地方いずれも6月中に梅雨明けするのは初。梅雨の期間も北陸をのぞき、最短となる。

 5地方での今年の梅雨入りは上空の寒気の南下の影響を受け、平年よりも3~8日遅かった。最も早い梅雨明けで梅雨の期間も短くなり、近畿14日間(過去の最短は17日間)▽中国14日間(同22日間)▽四国15日間(同20日間)▽九州北部17日間(同23日間)――と最短に。北陸は14日間で、1958年の11日間に次ぐ2番目の短さだった。

 同庁によると、梅雨明けが記録的に早まったのは上空の偏西風が北に大きく蛇行しているため。日本の南の太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まり、梅雨前線も北上。関東甲信、東海、九州南部では27日に梅雨明けが発表されたが、5地方では天気が崩れる見通しだったため、見送られていた。これで、梅雨の期間が続いているとみられるのは東北のみとなった。

 28日も猛暑が予想されている。同庁の朝時点での予想最高気温は、名古屋市埼玉県熊谷市福井市鳥取市36度▽京都市35度▽東京都心、福岡市福島市34度――など。同庁は27日に「高温に関する情報」を発表。北日本では30日にかけて、東、西日本では7月3日にかけ最高気温が35度以上の猛暑日となるところがあるとし、熱中症への注意を呼びかけている。(吉沢英将)