米テキサス州でトラックから50人の遺体 不法移民か 気温39度超

ニューヨーク=中井大助
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 米テキサス州サンアントニオで27日、駐車されていた大型トラックから多数の遺体が見つかる事件があった。地元消防によると、現場で46人の死亡が確認され、16人が病院に搬送されたという。また、警察によると3人の身柄を拘束している。米メディアによると、亡くなったのは、ビザを持たずに米国へ入った不法移民とみられる。米紙ニューヨーク・タイムズは、運転手がトラックを乗り捨てたとみて、警察が行方を追っていると報じていた。

 メキシコエブラルド外相は28日朝、死者が50人になり、このうち22人がメキシコ、7人がグアテマラ、2人がホンジュラス出身だと明らかにした。また、病院に運ばれた16人のうち、2人がグアテマラ人という。警察によると、近くで働く人が27日夕、助けを求める声を聞き、調べたところトラックを見つけ、通報したという。捜査は現在、連邦政府が主体となって進めている。

 メキシコからビザを持たずに、国境を越えて米国に入る人は記録的に増えており、5月だけで約24万人が国境警備隊などに身柄を拘束された。また、テキサス州では、不法に入国した人たちを乗せた大型トラックが摘発される例も相次いでいる。

 サンアントニオはメキシコ国境から約250キロ離れている。テキサス州では熱波が続いており、ロイター通信によるとサンアントニオの最高気温は27日、39・4度(カ氏103度)を記録したという。(ニューヨーク=中井大助