海の藻を食べる厄介者を一転、特産品に。「磯焼け」を引き起こす一因となるウニを捕まえて、地域で捨てられる野菜、コンブ、タケノコなどをえさにして養殖し、ブランドウニに育てるプロジェクトが福岡県宗像市で始まった。えさによって味も異なるウニの特産化、そして持続可能な循環型社会に向け、期待は高まっている。
6月1日、宗像市に隣接する福津市の玄界灘に面した九州大大学院の水産実験所で、「宗像ウニプロジェクト」の見学会があった。
「濃厚」「さわやか」「後味足りない?」食べ比べてみると
三つのウニ(ムラサキウニ)の食べ比べ。トゲトゲの殻の中にある黄色の身はどれも同じに見えるが、えさが「ケール」「コンブ」「タケノコ」と違う。
「ケールは青汁の元だから…
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