私がカナダでコメディアンになったわけ マイク1本、英語で爆笑の渦

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聞き手・鵜飼啓
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 英語でコミュニケーションするだけでもハードルが高いのに、ジョークを連発して笑いを取るとなると、なおさらです。でもカナダ・バンクーバーに、それを実現した日本人女性がいます。演者一人がマイク一本でステージに立ち、ネタを披露する、スタンダップコメディアンとして活躍する長嶋祐美さん(44)。下ネタも盛り込んだきわどいジョークで聴衆を爆笑の渦に巻き込み、ユーチューブに上げた動画には、再生回数280万回を超えるものも。どうすれば、そんなことができるようになるのでしょうか。話を聞きました。

長嶋祐美さん

ながしま・ゆみ 1977年生まれ。埼玉県出身。カナダ・バンクーバーを拠点にスタンダップコメディアンとして活動し、ユーチューブのチャンネル「Yumi Tube」は28万人超のフォロワーがいる。俳優としてはアマゾン・プライムのドラマ「高い城の男」に出演。

 ――英語を話せるのとコメディアンになるのとでは、だいぶレベルが違うように思います。もともと英語は得意だったのですか。

 「父がビートルズが大好きで、小さい頃からしょっちゅう聴かされていたんです。父のギターの弾き語りにあわせて、よく一緒に口ずさんでいました。ポール・マッカートニーの来日公演にも連れられて行ったんですよ」

 「英語のラジオ番組もよく聞いていて、子どもの頃から英語に親しんでいたところはあります。父がラジオを聞きながら、『ゆみちゃんもDJみたいなのになれば』と言っていたのを覚えています」

 ――それはいつごろの話ですか?

 「中学3年生ぐらいだと思います。その頃から授業の中で英語が一番好きで、得意でした。英語の弁論大会で入賞したこともあるんです」

 ――なぜ、英語を好きになったんでしょうか。

 「たぶん、英語をしゃべったときの感覚が好きだったんだと思います。日本語とは全然違う音の感覚が、かっこいいなと思ったんだと」

ドキドキして胸がときめく

 ――学校の授業だけだと、なかなかうまくなれないと思います。何か努力したことはありましたか?

 「プラスアルファでやったこ…

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年7月3日20時37分 投稿
    【解説】

    すごいよね。 どんな業界でも外国語で仕事をするのは難しいが、一番難しいのがお笑いだろう。言語だけではなく、文化、ポップカルチャー、価値観を学習しないといけない。観客のツボや好み、笑える「間」などをつかまないといけない。さらに、つかみ、トー

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    せやろがいおじさん
    (お笑い芸人・YouTuber)
    2022年6月30日20時38分 投稿
    【視点】

    私は大学進学を機に地元奈良から沖縄に移り住んで、沖縄のお笑い事務所に入団して芸人になりました。 当時、「フラーよや!」(アホやな)「ハゴーサヌ!」(汚いな!)などの沖縄方言や、「ウチカビ」「シーミー」といった沖縄特有の文化をネタに取り入れ