いかだを積めと言うけれど… 知床事故から2カ月、業者の悩み

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武田啓亮
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 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から、2カ月が過ぎた。国土交通省が求める安全対策の強化にどう対応するのか、観光船業者や救命器具メーカーが模索を続けている。

 「観光船は客のウケが悪い。今はまだ、ツアーには組み込めない」

 リアス式海岸で有名な鳥取県岩美町・浦富海岸で観光船を運航する「山陰松島遊覧」の川口博樹社長は、知床の事故の後、旅行会社からそう言われたという。

 ゴールデンウィークの後も、周辺の土産物屋や鳥取砂丘関連の観光施設などに比べて、観光船の客の入りが2~3割少ないと感じる。集客の柱のツアー客を取り戻すために6社ほどに営業をかけたが、答えはどこも同じだったという。

 同社の悩みは乗客減だけではない。

 知床の事故を受けて国交省は…

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