観光制限、ロードキル… 続く協議 奄美・沖縄世界遺産、登録1年

有料会員記事

編集委員・石井徹
[PR]

 「奄美大島徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県沖縄県)が、世界自然遺産に登録されて7月で1年になる。コロナ禍のさなかだったこともあり、遺産登録による観光客増など本格的な影響が出るのはこれからだ。夏を前に、関係者は自然保護と観光の両立など残された課題への対応を急いでいる。

 新型コロナが落ち着きを見せ始めた今年のゴールデンウィーク、沖縄県竹富町の西表島はツアー客でにぎわった。「けがをして動けなくなった人のために地元消防団が出動したと聞いた」。遺産登録を受けて竹富町や地元の観光団体などが昨秋、立ち上げた一般財団法人「西表財団」の河合正憲理事長は、本格的な観光シーズンを前に心配している。

 竹富町では2年前、全国初の自然観光ガイドの免許制度をスタートさせた。西表島でカヌーやトレッキングのツアーをするガイドは町が発行する免許証が必要で、「救命救急」や「水難救助員」の資格などが要件だ。免許事業者は6月1日現在で107となっている。ただ、最近はネット情報などを頼りに原生的な自然に単独で入っていく個人客も多く、事故などが心配されている。

 ユネスコ(国連教育科学文化…

この記事は有料会員記事です。残り774文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら