北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請している北欧のスウェーデンとフィンランドの首脳が28日、加盟に難色を示しているトルコのエルドアン大統領と会談した。エルドアン氏は、トルコが「テロ組織」と位置づける勢力に両国が居場所を与えているなどとして、「拘束力のある約束」を求めており、交渉は難航しそうだ。
会談は、同日からマドリードで開催されるNATO首脳会議(サミット)にあわせたもので、スウェーデンからはアンデション首相、フィンランドはニーニスト大統領が参加し、NATOのストルテンベルグ事務総長も同席した。
アンデション氏は27日、マドリードで開いた記者会見で、「スウェーデンはテロリストの避難所ではない」と述べ、対テロ法も強化したと説明。「NATOの一員となれば、トルコも含めた加盟国の安全保障に貢献する」と語り、トルコの理解を求めた。
トルコが問題視するのは、自…

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