SNSで戦術共有した4校連合が勝利 高校野球北北海道大会空知地区

戸田拓
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 28日、高校野球北北海道大会室空知区Cブロック1回戦、美唄尚栄0―5栗山・月形・深川東・夕張

 試合後に流れる夕張の校歌を、別々のユニホームの選手らが肩を並べて聴き入った。栗山・月形・深川東・夕張の連合チームが、同地区で連合チームとして5年ぶりの勝利を飾った。二回、打者一巡の猛攻で主導権を握り、牽制(けんせい)など連係プレーも光った。

 4校そろっての練習は土日のみ。SNSを活用して画像を共有するなどして戦術を磨いてきた。敗れた美唄尚栄の山本雄介監督も「投手が頑張り、センターラインを中心によく守っていた」とたたえた。

 「公式戦で初めて9回を投げきった」という夕張の田中菱雅投手(2年)は暴投もありピンチを招いたが、各校の仲間から「点を取ってやるから自分の投球をしろ」と励まされ、被安打4で完封。5年前の連合チームはブロック決勝で涙をのんだ。深川東からただ一人出場し先制打を放った木村隼人選手(1年)は「全道、全国を目指す」と意気込んだ。

 夕張にはチーム唯一の3年生がおり、チームは夕張の校歌を選んだという。(戸田拓)