元維新尼崎市議に本人除く全会一致で辞職勧告 政務活動費の不正疑惑

中塚久美子
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 兵庫県尼崎市議会は28日、政務活動費で購入したパソコンの納品書を偽造するなどした光本圭佑市議(42)=3期目=への辞職勧告決議案を、本人を除く全会一致で可決した。決議に法的拘束力はなく、光本市議は辞職を否定した。前迫直美議長は「捜査機関への告訴、告発に向け準備を進める」と明らかにした。

 光本市議は、昨年8月にパソコンなど約76万円の納品書を偽造し、市議会事務局に提出。今年4月には、当時幹事長だった日本維新の会市議団の政務活動費から計250万円を無断で引き出し、個人のウェブ口座へ移していた。問題発覚後、兵庫維新の会は光本市議を除名処分にした。

 疑惑を巡っては、14日の会派代表者会で光本市議が口座の出入金履歴を見せようとしたが、ログインできなかった。後日、同僚議員と直接銀行で確認する予定だったが、光本市議が「弁護士を通してほしい」などとし、調査が進まなかった。

 決議は「議会内での調査にも非協力的」とし、「市民の信頼を大きく損なうこととなり、議員を辞職することを強く求める」とした。光本市議は「結論ありきで聞く耳を持っていただけず、事実関係を精査せず、捜査結果が出されていない時点での勧告は誠に遺憾」と述べた。県警捜査2課に自ら捜査を依頼し、16日に関係資料を提出したという。

 光本市議は本会議終了後、報道陣から説明責任について問われ、「捜査2課に説明して、進捗(しんちょく)にあわせて自分の口でも説明する」と話した。中塚久美子