侵攻直前、ウクライナで祈り捧げた旅僧 訴えるロシアへの「非協力」

有料会員記事ウクライナ情勢

小島弘之
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 平和な世界が実現することを願い、世界各地の紛争地域を回り、祈りを続ける日本人の僧侶がいる。ロシアによるウクライナ侵攻が始まる直前にも首都・キーウ(キエフ)に入った。侵攻が始まってからは、同行する弟子らの安全を考えてキーウ周辺から避難。ウクライナ国内にいた6月15日、オンラインで取材に応じた。

 「過去のあらゆる軍事行動をみても、何一つ成果を得たことはない」

 そう話すのは、日蓮宗系の日本山妙法寺の僧侶、寺沢潤世さん(71)。ウクライナや英国、中央アジアに拠点を持ち、世界各国を回る「旅僧」だ。

 侵攻が現実味を帯びていた2月17日、道場のあるキーウ近郊のイルピンに入った。弟子と共にキーウの古い教会の広場で、「南無妙法蓮華経」を唱え、うちわ太鼓をたたきながら、連日、街を行進した。

 侵攻が始まった同月24日に…

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