ドイツ南部エルマウで28日まで3日間開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、ロシアの侵攻を受けるウクライナの将来の和平を決めるのは、ウクライナ自身だと打ち出した。ただ、侵攻が5カ月目に入るなか、停戦や平和を実現するための具体策はまだ見えていない。
ウクライナ支援に関する6ページのG7共同声明は冒頭、財政や人道、軍事面などでG7は「必要な限り」支援し続けると表明した。
焦点の軍事支援については「ウクライナの緊急の要求を満たすために調整する努力を続ける」と、やや留保をつけた。各国は、財政事情や供給能力、戦闘をエスカレートさせないかどうかも踏まえ、提供する兵器を判断していくことになりそうだ。
声明はロシアの金輸出による…
- 【視点】
「和平決めるのはウクライナ」という文言が少々気になった。もしかしたら、G7側がウクライナを突き放したようなニュアンスなのかと、一瞬疑ってしまったからである。 確認したところ、ウクライナ支援に関するG7声明の、「外部の圧力や影響を受けること