奈良だけど脱シカ 奈良マラソン、新顔「走り大黒」でアピール

篠原大輔 渡辺七海
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 第13回奈良マラソンが12月11日に開かれる。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止となり、昨年はマラソン(42・195キロ)のみ。今年は3年ぶりに10キロも復活する。

 マラソンの参加資格は04年4月1日以前に生まれた男女で、5時間半以内で完走できること。参加料は1万3千円。10キロは07年4月1日以前に生まれた男女で、1時間25分以内で完走できること。参加料は04年4月1日以前に生まれた人は5500円、それ以外は3500円(いずれも税込み)。

 定員はマラソン1万人、10キロ2千人。奈良県民枠はマラソンの2千人分で、7月20日午後8時から先着順で募集。マラソンの残り8千人分と10キロの全2千人分は一般枠(県民も応募可)として、同22日午後8時から先着順で募る。いずれもウェブサイト「ランネット」(https://runnet.jp/別ウインドウで開きます)から申し込む。

 また実行委員会では運営に携わるボランティアも募集する。募集期間は7月1日からで、先着順で3500人。大会ホームページ(https://www.nara-marathon.jp/別ウインドウで開きます)の参加申し込みフォームから応募するか、同ホームページに掲載の参加申込書を奈良マラソンボランティアセンターへ郵送する。(篠原大輔)

「走り大黒」満を持して

 力強く踏み込んだ足やたなびく衣服。今年の奈良マラソンのアイキャッチに、「走り大黒」として知られる「伽藍(がらん)神立像」が選ばれた。ポスターなどで躍動感のある走りをアピールする。

 像は奈良国立博物館の所蔵品。13世紀の鎌倉時代の作品で、今にも走り出しそうな姿が印象的だ。実行委員会事務局によると、数年前から目を付けており、満を持して登場させたという。

 これまでの大会では、鹿やダジャレを使ったユーモアのあるデザインが多かった。だが、鹿があまりにも多く使われていたため、新顔を探していたという。

 昨年はコロナ下を意識し、例年のユーモアは抑えたデザインを採用した。

 「楽観しているわけではないですが、今年は明るく、楽しくというメッセージを込めました」と同会事務局次長の林潤さんは話す。

 奈良国立博物館によると、この伽藍神立像は、かつて「走り大黒」と呼ばれ親しまれていた。近年、道教由来の「監斎使者」である説が出てきたという。悪事を働いた人に対して、つちで釘を打つ。7月5日から同館で展示予定だ。(渡辺七海)