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被災地に寄り添った医師・長純一さん死去、56歳 仮設住宅に診療所

根津弥

 東日本大震災仮設住宅で診療にあたるなど、宮城県石巻市を拠点に被災地の医療に尽力してきた医師の長純一さんが28日、多臓器不全で亡くなった。56歳だった。今月21日に末期の膵臓(すいぞう)がんと公表していた。

 震災後、長野県の医療団長として石巻市に入った。その後、同市開成地区の仮設住宅で診療所長に就き、被災者に寄り添い続けた。市の包括ケアセンター所長も務めた。21年4月に石巻市長選、同年10月に宮城県知事選に立候補したが、落選した。

 長さんの支援組織で会長を務める山崎信哉さんは「仮設住宅では長先生がいたから安心できた。非常に悔しい、残念」と悼んだ。(根津弥)