小学校廃校、商店もゲートボールもなくなった 秋田はほぼ半減の衝撃

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辻岡大助、西晃奈
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 なくなって4年余り。衰えが目に見え始めている。

 岩手県一関市の中心部から東に30キロほどの同市奥玉地区。約2千人が暮らす地区にあった奥玉小学校は2018年3月末で廃校になった。児童数が全校で100人程度と少なくなったことが大きな要因だ。

 「だんだんと活力がなくなっている。明るい未来をできるだけ描きたいんだけど……。難しいね」。公民館・奥玉市民センターの村上達男所長(67)はうつむく。この4年の間に、食品や生活雑貨などを扱う地区内のお店は4店が閉店。いまや1店のみという。JAの支店もなくなった。かつては学校そばに商店街があり、魚屋や呉服屋も並んでいた。コンビニやスーパーは、旧千厩町(せんまやちょう)中心の駅周辺にしかない。車なら10~15分で行けるが、歩けば1時間半かかる。車を運転できない高齢者らは「買い物難民」に陥りやすくなった。

 住民の交流にも影を落とす。幼児から高齢者まで500人が集まる運動会やゲートボールの試合など、地区行事の多くが小学校で開かれていた。廃校後は一度も開かれていない。

 これまで地区と小学校のやり取りは盛んで、俳句教室や稲作など、地元住民が先生となって児童に授業をしてきた。先生との交流も深かったが、全てなくなった。色んな組織や活動がなくなり、村上所長は「子どもの存在が集まるきっかけのひとつになっていた」と振り返る。

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