ロシア産石油に価格上限設定を検討 G7共同声明 戦費転用のおそれ
エルマウ近郊=今泉奏 榊原謙
主要7カ国(G7)は28日、ロシア産石油の取引価格に上限を設ける検討に入ることで合意した。石油などのエネルギー収入がウクライナ侵攻の戦費に転用されるおそれがあるためだ。G7以外の石油輸入国にも呼びかけ、早期の導入をめざす。
G7首脳は同日発表した共同声明に「国際的な協議を通じて合意された価格以下で購入されない限り、ロシアの石油の世界的な海上輸送などを包括的に禁止する選択肢を検討する」と明記した。米政府高官は記者団に「プーチン政権の収入を制限し、世界の石油市場と供給の安定性を高める」と説明した。
G7は今後数週間程度をかけ…
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