トラックに51人の遺体、水もエアコンもなし 人身売買の業者関与か

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ワシントン=軽部理人
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 米テキサス州で乗り捨てられた大型トラックから多数の遺体が見つかった事件は、死者が51人に達する惨事となった。死者のほとんどが、メキシコなどの中米諸国から米国に不法に渡ろうとした移民希望者とみられる。背後には、人身売買を行う密航業者の関与も指摘されている。

 「悲劇的な結末を迎えた死者の家族に、最大限のお悔やみを伝えたい」

 メキシコのロペスオブラドール大統領は28日朝、定例会見でそう述べた。今回の事件で死亡した人のうち、22人がメキシコ、7人がグアテマラ、2人がホンジュラス国籍だと明らかにした。米国側から伝えられたとみられる。

 同氏は7月中旬に米国を訪れて、バイデン米大統領と会談を行うと発表。米国訪問は元々予定されていたが「議題の中心は間違いなく移民対策になるだろう」と述べた。

コンテナの中、水もエアコンもない状態で

 事件は27日夜に発覚。テキサス州サンアントニオのラックランド空軍基地近くで、乗り捨てられた大型トラックのコンテナから多数の遺体が見つかった。地元警察によると、近くで働く人が助けを求める声を聞いてトラックを調べ、通報したという。

 サンアントニオでは当時、気…

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