善児は時代のシンボル ゆうきまさみさんが見た「鎌倉殿の13人」

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聞き手・平賀拓史
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 三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」は後半戦にさしかかった。「機動警察パトレイバー」などで知られる漫画家ゆうきまさみさん(64)は、かねて「鎌倉殿」の主人公・北条義時に注目していたという。同じく戦乱の世を描く「新九郎、奔(はし)る!」を連載中のゆうきさんは、「鎌倉殿」をどう見ているのか、聞いた。

――北条義時が主人公の大河ドラマを、三谷幸喜さんが手がけると聞いた時は。

ゆうきまさみ

1957年生まれ。代表作に「機動警察パトレイバー」など。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で、戦国大名北条早雲として知られる伊勢新九郎の生涯を描く「新九郎、奔(はし)る!」を連載中

義時の大河 「やられた!」

 やられた!と思いました。

 以前、義時が主人公の漫画を構想していたことがあるんです。義時や源頼朝のキャラクターデザインもできていました。歴史ものをやるんだったら、北条義時か伊勢宗瑞(北条早雲)の2択でした。義時は、承久の乱で3人の上皇を島流しにしたという強烈なエピソードが印象に残っていた。

 でも、永井路子さん原作の大河「草燃える」(1979年)があった。永井さんが描いた時代像を脱するのは難しいと思ったんです。だから、よりによって三谷さんで義時か、と。

 小栗旬さん演じる義時は、まじめさや純朴さに加えて、数の勘定が好きという特徴も押し出されています。僕の考えていた若き義時にそっくりでした。自分が考えていたことは間違っていなかった、と答え合わせをするような思いです。

後半では、ゆうきさんが連載中の歴史漫画「新九郎、奔る!」についても聞きました。史実にフィクションをどう織り交ぜているのでしょうか。

――三谷さんのドラマには「王様のレストラン」(1995年)のころからシンパシーを感じていたそうですね。

 「王様のレストラン」を見た…

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