俳優の安藤玉恵さん(45)は、東京のとんかつ屋で生まれ育ちました。365日、油のついた前掛けやジャージーを着ていたという父は、決まって選挙の投票日だけ、特別な服装をしていたそうです。安藤さんは、昨年の衆院選を前に配信された、14人の俳優らが投票を呼びかける動画「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」にも出演。7月の参院選を前に、選挙に対しての思いを聞きました。
――「VOICE PROJECT」に出演された経緯は。
もともと選挙に対してポジティブなんです。幼少期から「楽しいもの」だと思っていました。投票率が低いのも知っていて、そんななかで声をかけてもらって。私でも役に立てるとうれしいなぁ、なんて思って参加しました。動画を見た友人からは「選挙いきます!」とラインがきたので、思いが伝わったなと思いました。
私を含めて14人が出演していますが、私たちは普段から作品を通して、メッセージを伝えています。でも、それはあくまで物語を通してのことで、自分の声で言うのは初めてだったと思うんです。あれはまぎれもなく「私の声」だったというのはうれしかったし、直接的に役に立ったと思えました。
――芸能人は政治的な発言を避けたほうがいいという雰囲気があります。発信することへの抵抗感はありませんでしたか。
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