「オオサンショウウオもらえない」株主優待廃止が増加、企業の動機は

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江口英佑
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 株主総会では一般の個人投資家の姿もめだつ。企業側は多くの人に株を買ってもらおうと「株主優待」を用意してきた。保有株式数などに応じて、自社商品や金券などを贈る制度だ。株の銘柄選びの参考にする人もいる。

 日本特有の制度だとも言われる株主優待だが、やめる企業が増えてきている。背景には大株主である機関投資家や海外投資家などへの配慮がある。

 「オオサンショウウオのぬいぐるみが、もうもらえなくなる」

 5月11日、オリックスが2024年3月末をもって株主優待を廃止すると発表すると、ツイッター上ではこんな惜しむ声が相次いだ。オリックスの株を優待目当てで買う個人投資家も少なくない。野村インベスター・リレーションズが運営する企業情報サイト「ネットアイアール」の優待人気ランキングで、2018年の調査以来、1位になっている。

 オリックスは15年、個人株主を増やそうと「ふるさと優待」を導入した。100株(28日時点で約24万円相当)以上をもっていると、取引先企業が扱うカタログギフトを1品もらえる。株を3年間保有すると選べる商品のグレードが上がる仕組みで、長期保有も促している。

ぬいぐるみのサイズは長さ90センチ

 オオサンショウウオのぬいぐ…

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