豊島将之九段が藤井聡太王位に先勝 王位戦第1局、事前研究実らせ
将棋の藤井聡太王位(19)=竜王・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠=に豊島将之九段(32)が挑戦する第63期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第1局が29日、愛知県犬山市で前日から指し継がれ、先手の豊島九段が121手で先勝した。
愛知県瀬戸市出身・在住の藤井王位と同県一宮市出身の豊島九段による地元凱旋(がいせん)の開幕局。挑戦者が事前研究の深さを披露した勝局で注目のシリーズは始まった。
戦型は角換わり。豊島九段は序盤からほとんど持ち時間を使わないまま難解な局面に持ち込む指し回しを見せ、先手番らしく主導権を握った。
2日目に入ってからはリードを奪い、少しずつ拡大した。終盤では藤井王位の攻めを冷静に受け止め、一局を通して指し手を乱さずに完勝した。
局後の豊島九段は「(序盤は…
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