ペットショップで犬や猫など300匹以上放置 岩手県が保護、譲渡へ

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西晃奈
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 岩手県奥州市のペットショップで6月、管理者と連絡が取れないまま猫や犬など300匹以上が取り残され、県に緊急保護されていたことがわかった。これだけの数が一度に保護されたのは県内では初めて。県は29日、保護した犬や猫の治療などをして準備が整い次第、新しい飼い主を探し、譲渡していくと発表した。

 県によると、6月2日、ペットショップ内に多数の動物が取り残されていると通報が入った。職員が確認したところ、猫が約150匹、犬約60匹、カナリアなど約40羽、魚類約30匹、ハムスター約30匹など300匹以上が放置されていた。

 ケージの中には犬や猫が複数入れられ、ゆとりがなかったという。死骸はなかったが、猫や犬の約1割が耳ダニ症や皮膚病を患い、治療が必要な状態だった。

 このショップは2007年度から飼養状況や飼養に使うケージの材質などについて、奥州保健所からたびたび指導を受けていた。従業員についても、今年6月1日から施行された改正動物愛護法に定められる、1人あたりが担当できる犬猫の上限数を超えており、従業員数の不足を指摘されていた。5月29日には動物取扱業の更新がなされず、廃業していた。

 通報を受けた県の指導下に入…

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    太田匡彦
    (朝日新聞記者=ペット、動物)
    2022年6月30日19時13分 投稿
    【視点】

     この件、岩手県が公表した数日前から、動物愛護団体など関係者の間で話題になっていた。問題のペットショップが第1種動物取扱業の登録を更新せず、廃業していたとはいえ、動物たちの「健康及び安全を確保」するために岩手県が、「緊急的に動物の保護を実施