育休を「育業」に 原田曜平さんが指摘する、愛称よりも重要なこと

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 育休を「育業(いくぎょう)」に――。東京都は29日、公募していた育児休暇の「愛称」を「育業」に決め、発表した。特に男性で進まない育休取得の心理的ハードルを下げようと、キャッチコピーを生み出した。かつて「クールビズ」を広めた小池百合子知事による新たな試みは、果たして定着するのか。

 「育児は未来を担う子供を育てる大切で尊い仕事。『業』には『努力して成し遂げる業績』という意味があり、まさに『育業』と呼ぶのにふさわしい」

 小池知事は同日、都主催の「育休取得応援サミット」で「育業」と書かれたフリップを掲げて愛称を紹介。育休の普及への期待を口にした。

コロナ禍でも「ステイホーム」などのキャッチコピーで人々に行動変容を促してきた小池知事。言葉の浸透に必要なことは何か。記事後段では、「さとり世代」「マイルドヤンキー」の生みの親、原田曜平さんに話を聞きました。

 厚生労働省の調査(2020年度)によると、育休取得率は女性が81・6%、男性は12・65%にとどまる。都は4月、「育休」は「仕事を休む」という後ろめたさを醸し出し、取得の障壁になっているとして「イメージを一新する愛称」を公募すると発表。1カ月で約9千件の応募があり、タレントの杉浦太陽さんや元衆院議員の金子恵美さんらが選考委員となって新たな愛称を選んだ。他には「育児出向」「子育てワーク」「はぐくミッション」といった候補が挙がったという。

 愛称決定に併せて、都は同日…

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    若新雄純
    (プロデューサー・慶応大特任准教授)
    2022年6月30日13時7分 投稿
    【視点】

    「休」ではなく「業」だというなら、そこに十分なリスペクトと報酬があるべきじゃないか。女性の多くが求めているのは、そこじゃないんだろうか?

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    千正康裕
    (株式会社千正組代表・元厚労省官僚)
    2022年6月30日8時36分 投稿
    【視点】

    僕も厚労省時代に前回の育児・介護休業法の立案に携わったが、男性の育休取得率向上は重要な課題だ。子育て世代のニーズとしても男性の育児参加は当たり前になってきている。 意識の変化も大きいが、社会的な要因の変化も大きい。平成に入る前から核家