幸四郎さんや勘九郎さんらが「船乗り込み」 道頓堀で3年ぶりに

田部愛、写真は金居達朗
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 夏の訪れを告げる、歌舞伎役者による船乗り込みが6月29日、大阪・道頓堀で3年ぶりに開催された。中村鴈治郎さんや松本幸四郎さんらが船上から手を振り、大阪松竹座で7月3日に開幕する「七月大歌舞伎」をPRした。

 船は正午過ぎに出発。道頓堀川の戎橋まで約30分かけて進んだ。感染対策のため観覧者は制限し、初めて動画をユーチューブで生配信した。

 船乗り込みは、京都や江戸から役者や一座が大阪へ到着する際に行われていた伝統行事。1979年に55年ぶりに復活して以降、夏の風物詩として親しまれたが、昨年と一昨年は新型コロナウイルスの影響で中止していた。

 下船後、歌舞伎役者たちは大阪松竹座の舞台であいさつ。17年ぶりに参加した中村勘九郎さんは「川岸からもらったあたたかいお手振りや拍手を力にかえて、良い舞台をつとめていきたい」と話した。(田部愛、写真は金居達朗)