「対中」で踏み込むNATO 名指しされる中国が感じる「脅威」とは

有料会員記事ウクライナ情勢

聞き手・高田正幸
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 日本のほか韓国、豪州ニュージーランドの首脳も招待された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が採択する「戦略概念」では、中国について言及するとみられている。名指しを受ける中国の専門家は、NATOのこうした姿勢をどう見ているのか。NATOに詳しい中国人民大学国際関係学院の王義桅教授に中国側の見方を聞いた。

     ◇

 2019年のNATO首脳会議の声明でも中国を『機会と挑戦』と表現してはいたが、今回はより『脅威』に近い存在として認識するようになったと感じている。この数年でNATOは中国を「西側とは異なる発展モデルの国」と見定め、長期的に対処すべき相手とみなすようになってしまった。

 そうした変化の背景には、中…

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    江藤名保子
    (学習院大学法学部教授=現代中国政治)
    2022年6月30日9時42分 投稿
    【視点】

    一読しただけでも違和感を覚える「緊張や敵を作り出しているのは米国が主導するNATO側だ」という解釈に、中国外交の行き詰まりを感じました。NATOの変化は疑いもなくロシアによるウクライナ侵攻を受けてのことで、そもそも緊張を作り出したのはロシア