「ウクライナは明日の東アジア」 岸田首相、NATO首脳会議初出席

有料会員記事岸田政権

マドリード=池尻和生
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 スペインを訪問中の岸田文雄首相は29日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、アジア太平洋地域でのNATOとの抜本的な連携強化を訴えた。軍備拡張する中国や北朝鮮を念頭に「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」と訴え、NATOの関与を引き出したい考えだ。

 NATO首脳会議への日本の首相の出席は初めて。

 首相は今回の会議で、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢と、アジア太平洋地域の安全保障環境は密接に関わっているとの認識を示し、連携の強化を呼びかけた。

 首相は、日本のほか韓国や豪州ニュージーランドなどが今回、「パートナー国」として参加したことに触れ、「欧州とインド太平洋の安全保障が切り離せない」との認識の表れだと歓迎。東シナ海南シナ海での拡張路線を進める中国を念頭に「一方的な現状変更の試み」と批判し、こうした行為が許されることがないためにも、国際社会が結束して対応するよう訴えた。

 日本の防衛力強化についても…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年6月30日8時25分 投稿
    【提案】

     「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」という言葉を、岸田首相は自身の強い危機感を示そうと、最近あちこちで使っています。今回は欧米中心のNATOにも出向いて語っており、日本政府が当面の外交・安全保障の前提とする国際情勢認識として多用され