今年度の売電見合わせ 柏崎のエネ会社、価格高騰で採算難

戸松康雄
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 【新潟】柏崎市が3月に設立した地域エネルギー会社「柏崎あい・あーるエナジー」(社長・桜井雅浩市長)は27日に開いた初の株主総会で、今年度予定していた学校など公共施設への電力販売の見合わせを決めた。

 同社は当初、公共施設との間で約1250キロワットの供給契約を結ぶことを予定していたが、電力調達先に想定していた卸電力市場での価格高騰が続き、採算を取るのが難しくなったと判断した。同市が市内2カ所に建設する太陽光発電施設(計1500キロワット)が稼働する来年度から、発電量に見合った形で供給を行う方針だ。

 桜井社長は株主総会後、「設立時から予想していたことで、まったく悲観していない。市民の税金を無駄にしないよう『スモールスタート』で始めていきたい」と語った。(戸松康雄)