高校野球京都大会の見どころ 強豪校の監督5人が読み解く

聞き手・鵜飼真
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 全国高校野球選手権京都大会が7月9日開幕する。甲子園の切符を手にするチームはどこか。春の府大会で4強入りした、西城陽、東山、福知山成美、龍谷大平安の各監督と府高校野球連盟の米川勲理事長に、各ブロックの見どころや大会への思いを聞いた。

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 ――各ブロックの見どころ、まずAブロックは?

 米川 強豪が集まった。好投手が多い。

 尾迫 京都外大西の西村君、塔南の野原君、京都共栄の松井君ら球速もある好投手を擁するチームが早い段階でぶつかる。

 井本 立命館宇治と立命館の対決は注目だ。長身の坂根投手がいる日星が勝ち進む可能性もある。

 染田 うち(西城陽)はこのブロック。戦って成長しないと決勝に届かない。頑張りたい。

 ――Bブロックは?

 染田 龍谷大平安が上がってくるでしょう。強肩の捕手でもある伊藤君ら、いい打者がそろっている。北嵯峨もうちは練習試合で負けたことがあるが、能力の高い選手が多い。

 尾迫 バランスのとれたチームが集まり、接戦が予想される。京都翔英が頭一つ抜けていると感じる。京都精華、山城には速球投手、東稜にも好投手がいるなど、目が離せない。

 ――Cブロックは?

 尾迫 ここも激戦。京都先端科学大付には、2年生にいい選手がいる。乙訓の右腕、中西投手は力強いいい球を投げる。両校の対戦は注目だ。

 染田 乙訓と福知山成美は勝ち進めば4回戦で当たる。このブロックを左右する好カードだろう。

 井本 部員が少ない丹後緑風は、右腕の小畑投手はいい球を投げ、よく打つ。投手で打てる選手が多いのは今大会の特徴だろう。

 ――Dブロックは?

 染田 東山は橋本投手がいい。ピンチになると、ギアを上げていい球を投げる。鳥羽は走塁、守備、小技が鍛えられている。どことでも接戦に持ち込める怖いチームだ。

 尾迫 昨年の優勝に貢献した京都国際の森下投手は、力をどう発揮できるか。

 原田 京都国際は一番実績があり、経験値が高い。普通に力を出せれば抜け出してくるだろう。

 ――最後にひと言ずつ。

 染田 3年生が最後の大会で普段以上の力を出すことはよくある。いろんな気持ちを背負ってプレーしてくれる彼らに期待したい。

 尾迫 一般客が入るのはありがたい。コロナ禍でこれまで保護者も見られない試合があった。ミスが出ても思う存分やってほしい。

 井本 準々決勝からはブラスバンドも入る久しぶりの夏の大会。そこでプレーできる喜びをプレーで表現してほしい。

 原田 3年生はコロナの影響で一番練習できなかった世代。でもどこか1校は甲子園を経験できる。それを目指し頑張ってほしい。

 米川 体調を万全に整えて、万全の心構えで、100%の力を出し切ることを目指してもらいたい。(聞き手・鵜飼真)

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 ●座談会出席者

 井本自宣・福知山成美監督

 尾迫大樹・東山監督

 染田賢作・西城陽監督

 原田英彦・龍谷大平安監督

 米川勲・府高野連理事長