1ドル137円台まで下落、24年ぶり円安水準 米「利上げ」発言で

ニューヨーク=真海喬生
[PR]

 29日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=137円台まで下落した。約24年ぶりの円安ドル高水準。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がこの日のシンポジウムで、積極的な利上げ方針についてあらためて発言。日米の金融政策の方向性の違いが意識され、金利の高いドルを買い円を売る動きが広がった。

 FRBはインフレを抑えるため金融引き締めを進めており、今月15日には、通常の3倍となる0・75%幅の大幅な利上げを決めた。一方で、日本は金融緩和を続けている。日米の金利差拡大に伴い、3月以降の約4カ月で20円ほど円安ドル高が進んでいる。エネルギー価格の高騰も重なり、日本では食料やガソリン価格が上がり、家計の負担が重くなっている。(ニューヨーク=真海喬生)

  • commentatorHeader
    明石順平
    (弁護士・ブラック企業被害対策弁護団)
    2022年6月30日18時25分 投稿
    【視点】

    通貨の真の実力を示す「実質実効為替レート指数」を見ると、公表されている指数のうち、直近のものは2022年5月で、61.77。 これは、1971年9月の62.48を下回る。 円の実力は、もはや50年以上前の水準まで落ち込んだ、というこ