優勝候補ナダル、濃厚接触の疑い ウィンブルドンでコロナ感染拡大か
ロンドン=遠田寛生
テニスのウィンブルドン選手権で、新型コロナウイルスへの警戒感が選手の間で高まっている。
特に男子は第2日(28日)までに昨年のシングルス準優勝のマテオ・ベレッティーニ(イタリア)と、先の全仏オープン4強のマリン・チリッチ(クロアチア)の感染が判明して欠場となり、優勝争いの行方にも影響を及ぼしている。
ベレッティーニは28日、自身のSNSで発熱して数日間自主待機していたと公表。ほかの選手や関係者全員の安全のために検査を受けたと説明している。
陽性で欠場が決まり「今は何も言葉にできない。とてつもなく悲しい。今年の夢は終わった」とつらい心情をつづった。
開幕前には、多くの選手が日々のPCR検査やマスク着用がなくなった状況を歓迎していたが、有力選手の相次ぐ感染判明で現場では緊張感が漂い始めている。
ベレッティーニの感染は、今年の全豪と全仏を制し、年間グランドスラムを目指すラファエル・ナダル(スペイン)に「飛び火」した。
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