攻撃続くリシチャンスク 米シンクタンク「ウクライナ軍が撤退も」

有料会員記事ウクライナ情勢

リビウ=福山亜希
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 ウクライナに侵攻しているロシア軍は29日、東部ルハンスク州のリシチャンスクに攻撃を続け、周辺のインフラ施設に砲撃や空爆を加えた。米シンクタンク戦争研究所は、ウクライナ軍が今後、リシチャンスクを放棄し、防御しやすい別の場所に撤退する可能性も指摘している。

 ウクライナ軍参謀本部は29日夜、ロシア軍が、ルハンスク州で最後のウクライナ側の拠点となったリシチャンスクを封鎖するため、リシチャンスクと、その南西に位置するドネツク州バフムートを結ぶ高速道路に攻撃を加えているとSNSに投稿した。ロシア軍は周辺の民間や軍事インフラの施設を砲撃し、リシチャンスクの製油所周辺も空爆した。

 ルハンスク州のハイダイ知事は29日、「リシチャンスクの街は絶え間なく砲撃されている。バフムートとリシチャンスク間の高速道路は、砲撃で通行できない」とSNSに投稿。約1万5千人の民間人がリシチャンスクに残っていることも明らかにした。

 激戦地セベロドネツクをロシア軍が制圧し、ウクライナ東部をめぐる攻防の焦点は、南西に隣接するリシチャンスクに移っている。戦争研究所は28日の報告書で、ロシア軍の主力部隊がリシチャンスクの戦闘に加わるにはまだ時間がかかるとの見方を示しつつ、ロシア軍が北と南西からリシチャンスクを攻めた場合、ウクライナ軍がより防御しやすい位置に撤退する可能性も指摘した。

 ロシア軍は29日もウクライ…

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