大熊町の帰還困難区域、避難指示一部解除 旧役場や駅がある中心部

有料記事

編集委員・大月規義
[PR]

 東京電力福島第一原発が立地する福島県大熊町で30日、「帰還困難区域」の避難指示が一部解除された。原発事故以来初めて、住民が区域内に帰還できるようになった。吉田淳町長は「かつてのにぎわいを取り戻すにはまだまだ時間がかかるが、復興に向けた大きな節目となる」と述べた。

 解除されたのは、JR大野駅や旧役場などがある町の中心部。事故直後に放射線量が避難基準の2・5倍を超えた帰還困難区域のうち、約5年前に国が「特定復興再生拠点」に認定し、住民の居住を前提に除染した地域だ。

 面積は町の11%だが、住民…

この記事は有料記事です。残り132文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません