ロシアは「脅威」、中国は「挑戦」 NATO新戦略で見える米の思惑

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マドリード=高野遼
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 北大西洋条約機構(NATO)が12年ぶりに、大局的な行動指針となる「戦略概念」を改訂した。ロシアを「脅威」と位置づけるとともに、初めて中国にも言及したのが特徴だ。欧州を舞台とするNATOが今回、なぜ中国への対抗姿勢を強めたのか――。

 「我々の利益、安全保障、価値観への挑戦だ」。中国政府の政策について、新しいNATOの戦略概念はこう明記した。軍事や経済力をバックに、威圧的に他国に影響力を及ぼす手法に強い警戒感を示した格好だ。

 中国とロシアの関係の深まりにも危機感をあらわにした。「(中ロは)ルールに基づく国際秩序を損ねる試みを互いに強め合い、我々の価値と利益に反している」

 ウクライナ侵攻を受け、「中…

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