プーチン氏「レッドラインを越えた」 NATOへ根深い恨み感情

有料会員記事ウクライナ情勢

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 北大西洋条約機構(NATO)が29日、一時は「戦略的パートナー」と位置づけたロシアを「最大かつ直接的な脅威だ」と見なす方針に転換した。だが、ロシアのプーチン大統領は以前から、米国とNATOへの不信感をあらわにしてきた。「恨み」とも呼べるほどの感情が、ウクライナ侵攻の背景にはある。

 「北大西洋条約機構(NATO)は冷戦時代の遺物だ。政治同盟に変わったと言われてきたが、軍事機構としての新たな力を求めていた。我々には新しいニュースはない」

 ロシアのプーチン大統領は29日、NATOがロシアを「脅威」と定義したことに関連し、そう述べてNATOを批判した。

「東方拡大はしない約束、だまされた」

 加盟が認められた北欧のフィ…

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    副島英樹
    (朝日新聞編集委員=核問題、国際関係)
    2022年6月30日21時55分 投稿
    【視点】

    この記事にあるように、冷戦終結後に東側軍事同盟のワルシャワ条約機構は解体し、西側軍事同盟のNATOだけが残った時代から、ウクライナ危機の現在までを見通すことは非常に重要だと思います。記事の中で、〈ロシアは旧ソ連陣営が崩壊する過程の90年ごろ