「惜別」青い海と空、そこに翼は? 社会学者・見田宗介さんを偲ぶ

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編集委員・塩倉裕
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 「現代社会の理論」「気流の鳴る音」などの著作で愛され、今年4月に84歳で死去した社会学者の見田宗介さん。生前に5回インタビューしたことのある記者が、最後に交わした会話の思い出などを記しました。「惜別」という名の小コラムです。

 海の青と空の青が水平線で溶け合うような光景を愛した。伊豆半島にある「隠れ家」で過ごす日々を好み、記者が最後にインタビューをした5年前の春も、取材場所は東伊豆にある晴れた海辺のカフェだった。

 そのとき見田さんはすでに視力をほぼ失っていた。取材が終わったあと、ずっと聞いてみたかった質問をした。見田さんの心の中にある海と空の光景の中に鳥は飛んでいるのでしょうか、飛んでいるとしたら何羽飛んでいるのでしょう、と。

記事の後半では、見田宗介さんから最後に返ってきた印象的な「答え」や、インタビューの場で記者が感じてきた不思議な幸福感などを紹介しています。

 抽象的な問いだったのに、「…

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